劇場を誰よりも知り、メンバーに一番近い村山彩希だからこそのステージ! ファンが参加できる新しい試みも!

2月22日(木)村山彩希プロデュースによる新公演がAKB48劇場で行われた。ゆいりープロデュース公演は2017年の16期研究生『レッツゴー研究生!』公演以来2回目となる。プロデューサー本人が、「あまり知らない曲も多いと思いますが、昔から好きだった方には懐かしさ、最近好きになってくれた方には新しいAKB48が見せれると思います」 と語る通り、誰もが知るAKB48のヒットソングは入っていないが、劇場でしか楽しむことが出来ないグループの真骨頂が伝わるセットリストとなっている。

恒例の『Overture』が流れ、オープニングに選ばれた曲は『ロマンス、イラネ』。新衣装に身を包み、ゆいりー選抜とも言える16人がステージへ。劇場でしか味わえない距離感、そして『ロマンス、イラネ』の歌詞にもある通り“目が合うだけでドキドキの魔法にかけられ”、新公演の幕が上がる。続けて、『性格が悪い女の子』、『恋愛サーカス』、『オネストマン』を披露し、ユニットパートへ突入。

ユニットトップバッターは、さっほー、まほぴょん、なるちゃんによる『クサイモノだらけ』。イメージ的には可愛い3人が大人のグルーヴ感で歌い上げる。

続いてくるるん、れみたん、あやみんによる『地下鉄のTeddy boy』はとにかく可愛い。地下鉄にちなんだ振り付けも必見。

ゆいゆい、まなかちゃん、せりちゃん、そしてプロデューサーゆいりーの『一人想い』は、ゆいりーが数ある楽曲の中から“見つけた”ナンバー。振り付けも今までにないダンスで新しい姿を楽しむことができる。

ユニット4曲目は、みうちゃん、ずっきーによる『タブーの色』。白のドレス衣装で、美しいみうちゃんと可愛いずっきーによるユニゾンが心地いい。控えめにいっても最高。

ユニットパートを締めくくるのは、えりい、みーおん、おりんちゃん、ずんちゃんによる『負け男』。ゆいりーが「悪い男にひっかりそうなメンバーを選んだ」と冗談を交えつつコメントしたビジュアルがキレイなメンバーで構成されたユニット。キレあるパフォーマンスを披露。

ユニットパートが終わり、ここから新たな試みとして、披露する楽曲をファンの方の投票で決めるコーナーが誕生。ゲネプロでは『言い訳Maybe』をパーフォマンスしたが、今後はさまざまな楽曲が披露されるファンの方も参加できるワクワクの演出となっている。
で、その『言い訳Maybe』。赤チェックのイメージが強かったので、青をベースに金の装飾が施された衣装での披露に新鮮さを感じた。こういう発見も現場ならではの楽しみの一つだ。そこから4曲『君の嘘を知っていた』、『ダウンタウンホテル100号室』、『ハッピーエンド』、『君だけが秋めいていた』を熱冷めやらぬまま披露し、本公演を締めた。

アンコールは、『AKB参上!』から。公演本編のオープニングに持ってきがちになりそうなこの曲をアンコールの最初に選ぶのが劇場の女神。本公演のオープニングがまた始まったと錯覚するほど、こちらのボルテージも最高潮になる迫力あるパフォーマンスを披露。2曲目の『運命の歌』は歌うこと、ステージに立つことにメンバーが心から喜んでいるからこそ抜群にいい。ラストは『僕にできること』でフィナーレを迎えた。

正規メンバーにとっても久しぶりの16人での新公演。経験値の高さと対応力が随所に見られ、そしてなによりステージで本当に楽しそうにするメンバーの姿が印象的だった。研究生が魅せた未来ももちろん明るいものだと断言できるが、今のAKB48を創る彼女たち正規メンバーの圧巻なステージも見に行ってほしい。そして、この公演の正式タイトルは、ファンからの公募となっている。名付け親になりたい方はぜひ応募してみては!

©︎AKB48

AKB48 村山彩希プロデュース新公演 セットリスト

Overture
1 ロマンス、イラネ
2 性格が悪い女の子
3 恋愛サーカス
4 オネストマン
MC
5 クサイモノだらけ/岩立・大盛・倉野尾
6 地下鉄のTeddy boy/鈴木・徳永・長友
7 一人想い/小栗・田口・永野・村山
8 タブーの色/下尾・山内
9 負け男/千葉・向井地・武藤・山根
MC
10 言い訳Maybe ※投票曲
MC
11 君の嘘を知っていた
12 ダウンタウンホテル100号室
13 ハッピーエンド
MC
14 君だけが秋めいていた
EN1 AKB参上!
EN2 運命の歌
MC
EN3 僕にできること

2月22日(木) 初日公演 出演メンバー

岩立沙穂・大盛真歩・小栗有以・倉野尾成美・下尾みう・鈴木くるみ・田口愛佳・千葉恵里・徳永羚海・長友彩海・永野芹佳・向井地美音・武藤小麟・村山彩希・山内瑞葵・山根涼羽